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starlight kiss
第7章 カローレ。再会の時
黙って聞いている秋人の前で止めることが出来なくなってきた姫紗。言葉は止めどなく溢れてくる。

「昨日だって結局勘違いして帰るし…今日も撮了後すぐ来なくて聞いたら瀬奈さんと一緒なんじゃないかなとか言われるし……ッ」
「姫?…何が言いたい?」
「好きなのよ…!」

勢いに任せて姫紗は秋人に心を告げた。

「……ッ」
「…姫…?」
「帰ります…」

そう言いながら背中を向けて玄関のノブに手をかけた時、後ろからぐいっと抱き寄せられた。

「待てよ…!」
「ごめんなさい。忘れてくださ…ッ」
「帰るな!」

そういう秋人の腕にまた力がこもった。帰る術がなくなった。
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