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starlight kiss
第10章 変わる距離
次の日の明け方に先に目を覚ましたのは姫紗の方だった。

「ン…」

ゆっくりと目を覚ますと目の前には秋人の寝顔が映る。

「睫毛長い…」

唇にそっと触れ、なぞっている姫紗。
ん…とゆっくり開く瞼…それを見て小さく笑った姫紗の頬を撫でた秋人は掠れた声で名前を呼んだ。

「姫…」
「おはよ…」
「ん、おはよう…」
「…フフ」

そっと擦りよる姫紗を抱き締めた秋人。

「なに…朝から甘えてんの…?」
「どうだろ…」
「そう?」

額にキスを落とすと秋人は告げた。

「シャワー浴びる?」
「後で使って良い?」
「そう?」
「ん…待ってる」

姫紗を残して秋人は浴室へ…
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