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第14章 幸せの伽輪

「姫紗ちゃん？何ってしのちゃん…」
「雪都君…秋人のマネージャーさんが私をいじめるの！やめてって言うのに…」
「違…ｯ！」
「しのちゃん…大変だったね。」
「そうなの！」
「雪都さん…」
「でもね？そういうのは俺ら以外の奴にしか効かないよ？」
「…でも本当なの！」
「解った、秋人帰ってくる前に出てった方がいいんじゃねぇ？」
「…ｯ」

そうして言いくるめられた瀬奈は秋人の控え室から出ていった。残された姫紗と雪都。どうしていいか困っていた姫紗に雪都は声をかける。

「心配しなくていいよ。しのちゃんあぁ言うところあるから」
「でも…やっぱダメなんだよね」