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starlight kiss
第15章 温泉地のパパラッチ
「何が?」
「…返してって…私…やっぱり…」
「姫…」

後ろから抱きしめる秋人。耳元で優しくささやくように聞いた。

「誰が言ったのか解った。とは言っても…今は俺姫のだよ。」
「でも…」
「聞いて?俺は今だれでもない姫が…姫紗が必要なんだよ。」
「秋…人///」
「東雲さんだろ?」
「……ッ」
「何聞いてどんな話をしたかわかんねぇけどさ。俺と東雲さん3年前に終わってんの。」
「…解ってる…」
「何が不安で…何に引っかかっているか解らないけど…」
「あのね…私…」
「ん?」
「実はね…私思い出してみたの…でも…」
「何を?」
「…思い出せないの」
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