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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
「…ッ////」
「姫紗…」

そういい仰向けに変えるとそっと覆い被さりキスを重ねた。

チュク…チュ…
ン…

そっと離れると額をコツンと当てた秋人。その首に腕を回した姫紗はそっと頬に手をやった。

「まだ撮らなきゃ…」
「そんな気負うなって。明日の夜だって同じここなんだし。」
「そうだけど…ン」
「もういいだろ?」

そう言うとカメラを取り上げると、そこにはそっと【ただの男】に戻る秋人。

今までのどの時間より

どんな顔より…

姫紗はこの変わる瞬間の顔が好きだった。

最中の顔…

終わった後の顔…

寝起きや寝中の顔…

そんな顔よりこの一瞬が好きだった。
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