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パズル Ⅱ
第12章 煩悶
2年前の夏、浴衣で大人っぽいと感じたあの横顔に、朋ちゃんの面差しがミックスされた、大人のオンナの貌をしている。
それが、無防備な寝顔を晒して、枕に髪を散らし、眠っている。
まるで、セックスの後みたいな、しどけなさを漂わせて。
そこまで考えて、ヤバい…と額を抑える。
妄想で勃つなんて…どんだけ欲求不満だよ…
ぶんぶん、とかぶりを振って頭を冷やそう、と試みるも、滾った下半身は治りそうにない。
チッと舌打ちして、諦め、デニムのボタンを外し、いきり勃ったモノを握る。
ウンザリしながらも、扱けば快感が得られる。
無心に手を動かし、先走りを指に絡ませ、それを潤滑油代わりに更に扱きあげる。
「あ…っん…はぁっ…」
切ない吐息を漏らしながら、行為の終わりを予感して反対の手でティッシュを引き抜く。
ティッシュを先端まで持って行った瞬間、熱いものが迸った。
後には罪悪感にも似た、苦い後悔しか残らない。
俺は再び大きな溜息を吐いた。
それが、無防備な寝顔を晒して、枕に髪を散らし、眠っている。
まるで、セックスの後みたいな、しどけなさを漂わせて。
そこまで考えて、ヤバい…と額を抑える。
妄想で勃つなんて…どんだけ欲求不満だよ…
ぶんぶん、とかぶりを振って頭を冷やそう、と試みるも、滾った下半身は治りそうにない。
チッと舌打ちして、諦め、デニムのボタンを外し、いきり勃ったモノを握る。
ウンザリしながらも、扱けば快感が得られる。
無心に手を動かし、先走りを指に絡ませ、それを潤滑油代わりに更に扱きあげる。
「あ…っん…はぁっ…」
切ない吐息を漏らしながら、行為の終わりを予感して反対の手でティッシュを引き抜く。
ティッシュを先端まで持って行った瞬間、熱いものが迸った。
後には罪悪感にも似た、苦い後悔しか残らない。
俺は再び大きな溜息を吐いた。