この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
パズル Ⅱ
第12章 煩悶
2年前の夏、浴衣で大人っぽいと感じたあの横顔に、朋ちゃんの面差しがミックスされた、大人のオンナの貌をしている。

それが、無防備な寝顔を晒して、枕に髪を散らし、眠っている。

まるで、セックスの後みたいな、しどけなさを漂わせて。

そこまで考えて、ヤバい…と額を抑える。

妄想で勃つなんて…どんだけ欲求不満だよ…

ぶんぶん、とかぶりを振って頭を冷やそう、と試みるも、滾った下半身は治りそうにない。

チッと舌打ちして、諦め、デニムのボタンを外し、いきり勃ったモノを握る。

ウンザリしながらも、扱けば快感が得られる。

無心に手を動かし、先走りを指に絡ませ、それを潤滑油代わりに更に扱きあげる。

「あ…っん…はぁっ…」

切ない吐息を漏らしながら、行為の終わりを予感して反対の手でティッシュを引き抜く。

ティッシュを先端まで持って行った瞬間、熱いものが迸った。

後には罪悪感にも似た、苦い後悔しか残らない。
俺は再び大きな溜息を吐いた。

/197ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ