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パズル Ⅱ
第12章 煩悶
アレから、戒めのように美桜とは極力会わないようにしてる。

隣に住んでんだから、バッタリ出くわす可能性は充分あるが、学生と社会人てのはなかなか生活のリズムがかみ合わないもんだ。

いつまで、俺の事好きでいてくれんのかな…
そう思うと、すごく切ない。

綺麗に、なったのか…

いつか、あんな約束なんか忘れて、どこかに羽ばたいて行ってしまうんだろうか…

ならいっそ、今のうちに。
…ダメだ。

まだ、高校生なのに。
16じゃ、親の承諾が要る。
朋ちゃんはともかくおじさんはきっと許しちゃくれない。

自分が親の立場でもふざけるなと思う。
だから、ムリ。
指を咥えて待つことしか、出来ない。
ベッドに座り、はぁ、と深い溜息を吐いた。

そのままベッドに寝転がる。

このベッドで、俺の帰りを待ちくたびれて眠っていた美桜。
無防備なあの寝顔は今でもはっきりと覚えている。
なのに、記憶の中の美桜は、あのあどけない子供の顔じゃない。

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