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パズル Ⅱ
第13章 年末年始の出来事
「でも、私が順おじさんの奥さんになれてたら、美桜は生まれなかったのよ。私にはパパと美桜がいて、今は幸せ。それに、晃一くんは、美桜を子供扱いせずに、高校卒業したら付き合おうって言ってくれてるんでしょう?良かったじゃない。全く脈ナシじゃないんだから。」
「でも…晃兄の周りにはきっとオトナの綺麗な女の人がいっぱいいてさ。それに比べたら私なんてただのコドモだもん…」
「…ナニ言ってんの。それを言ったら美桜だって、周りには男子高校生が沢山いるでしょ?晃一くんだって気が気じゃないかもしれないわよ?高校卒業までなんてあと高々2年ちょっとじゃない。アンタが雑魚に興味ないって言ってるのと同じように、晃一くんだっていくら綺麗な女の人が近くに居たって、タイプじゃなきゃ靡かないわよ。それに、オトコは晃一くんだけじゃないんだから、周りの綺麗なお姉さんは別の人が好きかもしれない。悪いけど晃一くんよりハイスペックなオトコなんて山程居るわよ。」
「ママ、その言い方ヒドい…別に私は晃兄のことスペックで好きになったわけじゃないもん…」
「わかってる。理屈じゃないのよね、人を好きになるって。だから、アンタも晃一くんを信じてあげな。」
「うん…この話、パパにはナイショにしてね…」
「わかってる」
ママはパチッとウィンクした。
「でも…晃兄の周りにはきっとオトナの綺麗な女の人がいっぱいいてさ。それに比べたら私なんてただのコドモだもん…」
「…ナニ言ってんの。それを言ったら美桜だって、周りには男子高校生が沢山いるでしょ?晃一くんだって気が気じゃないかもしれないわよ?高校卒業までなんてあと高々2年ちょっとじゃない。アンタが雑魚に興味ないって言ってるのと同じように、晃一くんだっていくら綺麗な女の人が近くに居たって、タイプじゃなきゃ靡かないわよ。それに、オトコは晃一くんだけじゃないんだから、周りの綺麗なお姉さんは別の人が好きかもしれない。悪いけど晃一くんよりハイスペックなオトコなんて山程居るわよ。」
「ママ、その言い方ヒドい…別に私は晃兄のことスペックで好きになったわけじゃないもん…」
「わかってる。理屈じゃないのよね、人を好きになるって。だから、アンタも晃一くんを信じてあげな。」
「うん…この話、パパにはナイショにしてね…」
「わかってる」
ママはパチッとウィンクした。