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パズル Ⅱ
第13章 年末年始の出来事
「いいよ。」
ぜんざいを2杯頼み、ストーブに当たって暖を取っていると、参拝客の中に美桜がいた。
声を掛けようとしたら、1人じゃなかった。
「あ、美桜ちゃんと糟谷だ。」
昌希が餅を箸で切りながら呟く。
「糟谷って、あの男のほう?」
「うん。アレがK大附属のバスケ部のキャプテン。なんだ、美桜ちゃんと連絡先交換できたんだ」
ズキッと胸が痛む。
遠目だけど、アイドルみたいな如何にもモテそうな雰囲気に思えた。
その上バスケ部のキャプテンときた。K大附属は偏差値も低くないし、天は二物を与えずなんて絶対嘘じゃないか。二物は与えないけど三物は与えんのかよ、クソ。
面白くない。
ぜんざいを2杯頼み、ストーブに当たって暖を取っていると、参拝客の中に美桜がいた。
声を掛けようとしたら、1人じゃなかった。
「あ、美桜ちゃんと糟谷だ。」
昌希が餅を箸で切りながら呟く。
「糟谷って、あの男のほう?」
「うん。アレがK大附属のバスケ部のキャプテン。なんだ、美桜ちゃんと連絡先交換できたんだ」
ズキッと胸が痛む。
遠目だけど、アイドルみたいな如何にもモテそうな雰囲気に思えた。
その上バスケ部のキャプテンときた。K大附属は偏差値も低くないし、天は二物を与えずなんて絶対嘘じゃないか。二物は与えないけど三物は与えんのかよ、クソ。
面白くない。