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パズル Ⅱ
第14章 2月、3月
内容は、何処かで見たような、と言ってしまえば身も蓋もないが、所謂悲恋もので。
横で美桜がグスグス泣きながらギュウッと俺の服を握りしめているのは判ったが、俺はそこまで感情移入出来なかった。

それよりも、服だけにとどまらず、狭いシートの中でほぼ密着状態で、俺の左腕にギュッと当たる柔らかい感触。

美桜の胸だ…
映画の内容よりそっちのがよっぽどドキドキした。ったく、多感な中坊かッてんだ…情けない…

映画のエンドロールが始まって、俺は早々にゴーグルを外す。周りはまだ暗いが、パラパラと席を立つ人も出始める。

美桜がゴーグルを外し、目尻の涙を拭う仕草にドキッとして…

「美桜…」

シートの中でそっと抱き寄せ、キスをする。
少しだけ、舌も入れてみた。
一瞬ビクッとされたけど、おずおずと舌を絡めてくる。

周りが薄っすらと明るくなったから、唇を離し、席を立つ。

「行くぞ」

「うん…」

美桜がこくりと頷き、手を握ってついてきた。

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