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パズル Ⅱ
第14章 2月、3月
その後は食事に行き、テーブルでネックレスを渡す。
「…これ…私に…?」
「一応、本命だからな。ハンカチやお菓子ってわけにもいかないだろ」
美桜は大きく目を見開き、
「嬉しい…開けてもイイ?」
「どうぞ。」
包みを慎重に開け、ラッピングペーパーもたたんで袋に仕舞う。
パクン、とケースを開けると、桜モチーフのネックレス。
「可愛い…」
「他の花もあったけど、美桜だから、桜にした。」
「ありがとう、晃兄…大事にする!」
「着けてやろうか?」
「…うん!」
ケースからそっとネックレスを外すと、留め具の部分の輪っかの先も桜の花びらの形になってて、結構凝ってる。首の後ろで留め具を引っ掛ける。
「いいんじゃない。」
美桜はバッグからポーチを出し、中から鏡を出した。
開いて首元を確認する。
「可愛い…ありがとうね!」
モチーフをそっと握り、泣きそうな顔で美桜が笑った。
こんな顔が見れるなら、安いもんだ。
「…これ…私に…?」
「一応、本命だからな。ハンカチやお菓子ってわけにもいかないだろ」
美桜は大きく目を見開き、
「嬉しい…開けてもイイ?」
「どうぞ。」
包みを慎重に開け、ラッピングペーパーもたたんで袋に仕舞う。
パクン、とケースを開けると、桜モチーフのネックレス。
「可愛い…」
「他の花もあったけど、美桜だから、桜にした。」
「ありがとう、晃兄…大事にする!」
「着けてやろうか?」
「…うん!」
ケースからそっとネックレスを外すと、留め具の部分の輪っかの先も桜の花びらの形になってて、結構凝ってる。首の後ろで留め具を引っ掛ける。
「いいんじゃない。」
美桜はバッグからポーチを出し、中から鏡を出した。
開いて首元を確認する。
「可愛い…ありがとうね!」
モチーフをそっと握り、泣きそうな顔で美桜が笑った。
こんな顔が見れるなら、安いもんだ。