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パズル Ⅱ
第14章 2月、3月
チャイムを押して待つと、美桜が玄関の扉を開けた。
なんかイイ匂いはするけど、家の中はシンとしている。
「あれ、朋ちゃんは?」
「パパとママは、今日は泊まりでお出かけ。パパの親戚の法事があって、2人で金沢に行ってる。」
「おじさん、金沢の人だったっけ?」
「パパは大阪出身だけど、パパのお父さんの実家は金沢なんだって。で、親戚も金沢に沢山いるし、お墓も金沢にある。」
なるほどな。
「じゃ、美桜1人、なのか…」
美桜がこくりと頷いた。
「あれ、そういやおばちゃんは?」
晃兄がおばちゃんというのは、おばあちゃんのこと。
「おばあちゃん入院したよ。階段踏み外して骨折しちゃったの。」
「あ、そうなん?大丈夫?」
「動けないけど元気だよ。ママは毎日病院行ってるけど。」
「そか」
なんかイイ匂いはするけど、家の中はシンとしている。
「あれ、朋ちゃんは?」
「パパとママは、今日は泊まりでお出かけ。パパの親戚の法事があって、2人で金沢に行ってる。」
「おじさん、金沢の人だったっけ?」
「パパは大阪出身だけど、パパのお父さんの実家は金沢なんだって。で、親戚も金沢に沢山いるし、お墓も金沢にある。」
なるほどな。
「じゃ、美桜1人、なのか…」
美桜がこくりと頷いた。
「あれ、そういやおばちゃんは?」
晃兄がおばちゃんというのは、おばあちゃんのこと。
「おばあちゃん入院したよ。階段踏み外して骨折しちゃったの。」
「あ、そうなん?大丈夫?」
「動けないけど元気だよ。ママは毎日病院行ってるけど。」
「そか」