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第14章 2月、3月

ウチに帰っても、熱が冷める訳がなく。
デニムのボタンを外して引っ張り出す。
乳首を弄った瞬間の、甘い美桜の声が、火照った顔が、脳裏にしっかり焼き付いていた。
キスの感触、音…1回分のおかずには充分だった。

1回、で落ち着くと思ったのに、今日のは流石に刺激が強過ぎて。処理したティッシュを捨てても、まだ治らない。
諦めて妄想の世界に飛び立ち、2回目のフィニッシュでようやく常態に戻る。

あー、もぅ。
いつの間にネタがエロ動画じゃなく美桜オンリーになったんだろう…完全に欲求不満じゃないか…

ちょっとした、自己嫌悪に陥る。

もう、美桜の方からあんな風に迫られることはないだろうけど。迂闊に美桜に近づいて俺の方が歯止めが効かなくなったら困る。特に呑んだりした時は要注意…
不自然に避けるつもりもないけど…ちょっと距離置いた方が安全だろう、な…