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パズル Ⅱ
第15章 転機
「ま、ずっとって訳じゃないし。2年以内には向こうも人材育成に力入れるっていう話だし、こっちも産休代替の派遣スタッフ延長しても期限があるからさ。」
「そうよね…大学で下宿しちゃう子も居るし。社会人になって配属が遠いところになる子も居るし…いつかは離れて行くのよね…いつまでも子供じゃないんだものね…」
きよちゃんがしみじみと呟く。
「そうだよ。それに、行くことになっても盆正月は帰ってくるよ?だから、父さんとのんびりしなよ。」
父さんときよちゃんは2人で顔を見合わせ、少し照れてるみたいだった。
照れるな、イイ歳したおっさんが…
とココロの中で突っ込んだ。
結局、他の人を当たってもやっぱり行ってもいい、という返事をした人は居なくて。
課長から再び話があって、正式な辞令が出た。
「そうよね…大学で下宿しちゃう子も居るし。社会人になって配属が遠いところになる子も居るし…いつかは離れて行くのよね…いつまでも子供じゃないんだものね…」
きよちゃんがしみじみと呟く。
「そうだよ。それに、行くことになっても盆正月は帰ってくるよ?だから、父さんとのんびりしなよ。」
父さんときよちゃんは2人で顔を見合わせ、少し照れてるみたいだった。
照れるな、イイ歳したおっさんが…
とココロの中で突っ込んだ。
結局、他の人を当たってもやっぱり行ってもいい、という返事をした人は居なくて。
課長から再び話があって、正式な辞令が出た。