この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パズル Ⅱ
第15章 転機
東京に行ったのが5月末、すぐに仕事の波に飲み込まれてあっという間に2ヶ月が過ぎた。
もうあと2週間もすれば盆休みだ。
東京の通勤ラッシュはエグい、と聞いていたが、あてがわれた独身寮は会社近くのワンルームマンションで、通勤ラッシュに巻き込まれることなく徒歩で通勤出来るのはありがたかった。
ただオフィスと飲み屋とコンビニくらいしかなくて、スーパーとかが周りにない。
最初は晩飯は会社近くの弁当屋で買って帰るか、飲み屋で、申し訳程度に一杯と飯、をしてたけど、仕事で遅くなるとそれもできなくて、コンビニに頼りきり。
飽きたとかそんな贅沢も言ってられない、ただ腹を満たすためにはそれしかなかった。
きよちゃんの料理が恋しい。
よく、離れて初めて親のありがたみがわかるって言うけど。実家でだって自分で出来ることはしてたつもりだけど、家事って本当それだけじゃないんだなぁ、って実感する。きよちゃんが如何に自然といろんなことをこなしてくれてたのかも…
もうあと2週間もすれば盆休みだ。
東京の通勤ラッシュはエグい、と聞いていたが、あてがわれた独身寮は会社近くのワンルームマンションで、通勤ラッシュに巻き込まれることなく徒歩で通勤出来るのはありがたかった。
ただオフィスと飲み屋とコンビニくらいしかなくて、スーパーとかが周りにない。
最初は晩飯は会社近くの弁当屋で買って帰るか、飲み屋で、申し訳程度に一杯と飯、をしてたけど、仕事で遅くなるとそれもできなくて、コンビニに頼りきり。
飽きたとかそんな贅沢も言ってられない、ただ腹を満たすためにはそれしかなかった。
きよちゃんの料理が恋しい。
よく、離れて初めて親のありがたみがわかるって言うけど。実家でだって自分で出来ることはしてたつもりだけど、家事って本当それだけじゃないんだなぁ、って実感する。きよちゃんが如何に自然といろんなことをこなしてくれてたのかも…