この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
パズル Ⅱ
第16章 間宮さん
7月終盤。
先輩の間宮さんに声をかけられた。
間宮さんは俺より3つ上の先輩で、細身の身体に柔和な顔立ち。スーツのセレクトもスマートで、モテそうな感じの人。
「忙しくて歓迎会も出来なかったし、これからウチ来ない?酒だけはあるし、俺料理が趣味なんだ。割と評判いいんだよ」
手作りの味に飢えてた俺は一も二もなくOKした。
「いいんですか?間宮さん、ウチ何処ですか?」
「近いよ。寮とは反対方向だけど、会社から歩いて行けるから。」
「マジすか。この辺て家賃高いんじゃ…」
「高いけど、どこに住んでも便利なトコは高いもん。俺も生まれは田舎だから、どうも通勤ラッシュが苦手でさ。あの電車に乗るくらいなら高くても徒歩か自転車で通えるトコに住みたい。」
「田舎って、どちらですか?、」
「新潟。米と酒は美味いよ。幸村くん、日本酒呑む?実家から送ってきた大吟醸あるよ?」
「呑んだことないです。日本酒ってなんか敷居高くないですか?」
「そんな事ないよ。美味しい飲み方教えてあげるよ」
俺は喜んで間宮さんのマンションにお邪魔した。
先輩の間宮さんに声をかけられた。
間宮さんは俺より3つ上の先輩で、細身の身体に柔和な顔立ち。スーツのセレクトもスマートで、モテそうな感じの人。
「忙しくて歓迎会も出来なかったし、これからウチ来ない?酒だけはあるし、俺料理が趣味なんだ。割と評判いいんだよ」
手作りの味に飢えてた俺は一も二もなくOKした。
「いいんですか?間宮さん、ウチ何処ですか?」
「近いよ。寮とは反対方向だけど、会社から歩いて行けるから。」
「マジすか。この辺て家賃高いんじゃ…」
「高いけど、どこに住んでも便利なトコは高いもん。俺も生まれは田舎だから、どうも通勤ラッシュが苦手でさ。あの電車に乗るくらいなら高くても徒歩か自転車で通えるトコに住みたい。」
「田舎って、どちらですか?、」
「新潟。米と酒は美味いよ。幸村くん、日本酒呑む?実家から送ってきた大吟醸あるよ?」
「呑んだことないです。日本酒ってなんか敷居高くないですか?」
「そんな事ないよ。美味しい飲み方教えてあげるよ」
俺は喜んで間宮さんのマンションにお邪魔した。