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パズル Ⅱ
第16章 間宮さん
フラついた俺の身体を支えながら、

「危ないから休んでいきな?タクシー呼んでも大した距離じゃないけど、どうせ明日は土曜だし、朝から予定ないなら泊まってくれても俺は構わないから。」

「いえ…そこまで甘える訳には…」

殊勝な言葉を吐きながら、頭もグラグラして動きたくないのも実際のところだった。

「ほら、このソファ広げるから」

そう言って座っていたソファの背もたれと肘掛を倒してフラットにしてくれた。

「すんません…」

フラットになったソファベッドに転がるとすごく心地良くて、もう動けない…

「慣れないのに呑ませすぎたこっちにも非はあるし。口当たりが良いからつい呑みすぎちゃうんだよ。」

そう言って、ブランケットを掛けてくれる。

「しんどいだろ、ちょっと緩めるよ」

間宮さんの声と共に、身体がフッと楽になった。

間宮さんがネクタイとベルトを緩めてくれたようだ。

そこで、俺の意識が途切れた。
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