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パズル Ⅱ
第16章 間宮さん
「理解は、出来ませんけど…気持ち悪いとは、思いませんよ。人の好みはそれぞれだし…ただ、俺は、女性が好きなので、間宮さんの気持ちには応えられません…すみません」
間宮さんはふるふるとかぶりを振る。
「こっちこそ、ゴメンね…同僚に、手出すなんて最低な事したのに…そんな風に言ってくれるなんて…幸村くんは、心が広いね…」
「いや、驚き過ぎて頭がついていかないってのが、正直なところっていうか…」
間宮さんは自嘲的に笑う。
「俺もさ…別に女の子になりたいとか、男に生まれたことに違和感があるとかじゃないんだけど、何故か好きになるのが男ばっかりで…悩んで、女の子と付き合ってみたりもしたんだ。でも、やっぱり自分を偽ってる感が強くて、だんだん辛くなってくるし、相手にも失礼だな、って思って。ゲイ同士で付き合えばいいんだけど。いいな、って思うのが、何故かノンケばっかりなんだよね…」
それはまた、報われないなぁ…
相手が自分でも気付いてなかったけど、俺実は男もイケるわ、ってなる、可能性って、限りなく低い気がする…
間宮さんはふるふるとかぶりを振る。
「こっちこそ、ゴメンね…同僚に、手出すなんて最低な事したのに…そんな風に言ってくれるなんて…幸村くんは、心が広いね…」
「いや、驚き過ぎて頭がついていかないってのが、正直なところっていうか…」
間宮さんは自嘲的に笑う。
「俺もさ…別に女の子になりたいとか、男に生まれたことに違和感があるとかじゃないんだけど、何故か好きになるのが男ばっかりで…悩んで、女の子と付き合ってみたりもしたんだ。でも、やっぱり自分を偽ってる感が強くて、だんだん辛くなってくるし、相手にも失礼だな、って思って。ゲイ同士で付き合えばいいんだけど。いいな、って思うのが、何故かノンケばっかりなんだよね…」
それはまた、報われないなぁ…
相手が自分でも気付いてなかったけど、俺実は男もイケるわ、ってなる、可能性って、限りなく低い気がする…