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パズル Ⅱ
第4章 交錯する想い
「俺もさ、カテキョのバイト生徒が風邪ひいて振替になったんだ。真紀の部屋行ってもイイ?」

『別に…イイけど』

「じゃ、今から出たら6時前には着くわ。」

『分かった、待ってる』

真紀の部屋に行く…
それは、早い話がヤらせてくれというお願いなのだ。
この時点で、生理とか都合が悪い時は断られる。
俺は、デスクの引き出しから使いさしのゴムの箱を出して、カバンに入れると、部屋を出た。

「きよちゃん、出かけるね」

「はーい、行ってらっしゃい」

「多分晩飯食べてくる〜」

「そうなの?了解〜」

靴を履き、一路真紀の部屋へ向かう。
心の中のモヤモヤしたモノを、欲と一緒に吐き出してしまいたかった。
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