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パズル Ⅱ
第8章 リセット
バスタオル1枚の真紀が戻ってくる。
「なぁ、真紀…」
「どしたの?」
「他に、オトコ居んの…?」
いきなり単刀直入に切り出したのは、カマをかけてみた、てのもあった。
「え?」
「さっきさ…お茶飲みにキッチン行ったら、コンロのトコに煙草の吸殻入った空き缶みつけて…」
「えっ⁉︎」
真紀は目を見開いて本気で驚いた。
家族とか、友達とか、疾しいトコロがないヤツの置き土産ならこれほど慌てたりはしないだろうなぁ…真紀の反応に、やっぱり、という思いと、ちょっとくらい誤魔化せよ、という思いが入り混じる。
「あと、コレ…さっきコレ落としちゃってさ…」
さっき拾ったベッドボードの小物に目線を送る。
「拾った時、ベッドの下から出てきた…コレは俺のじゃない。」
手に握った個装袋のゴミを見せると、真紀の顔から血の気が引いていく。
「違うの、コレは…!ごめん…その、…」
「1回きりってやつ?それともまだ続いてんの?」
「…………」
「もしかして、俺が2番目だったとか…?」
「なぁ、真紀…」
「どしたの?」
「他に、オトコ居んの…?」
いきなり単刀直入に切り出したのは、カマをかけてみた、てのもあった。
「え?」
「さっきさ…お茶飲みにキッチン行ったら、コンロのトコに煙草の吸殻入った空き缶みつけて…」
「えっ⁉︎」
真紀は目を見開いて本気で驚いた。
家族とか、友達とか、疾しいトコロがないヤツの置き土産ならこれほど慌てたりはしないだろうなぁ…真紀の反応に、やっぱり、という思いと、ちょっとくらい誤魔化せよ、という思いが入り混じる。
「あと、コレ…さっきコレ落としちゃってさ…」
さっき拾ったベッドボードの小物に目線を送る。
「拾った時、ベッドの下から出てきた…コレは俺のじゃない。」
手に握った個装袋のゴミを見せると、真紀の顔から血の気が引いていく。
「違うの、コレは…!ごめん…その、…」
「1回きりってやつ?それともまだ続いてんの?」
「…………」
「もしかして、俺が2番目だったとか…?」