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パズル Ⅱ
第9章 夏祭
かき氷とりんご飴を買ってもらって、また適当な場所にクッションを置いて座る。

「さっきの、会社のヒト?」

「ん、同じ部署の先輩」

晃兄もかき氷をザクザクとかき混ぜて食べている。

かき氷を食べながら、溜息を吐く。

不意に、ぽたり、と涙が落ちた。

「美桜⁉︎」

晃兄が目を見開く。

「….晃兄にとっては、さ。私はいつまで経っても隣の家の子なんだよね…」

「え?」

「晃兄はオトナで、彼女とかも居て…私が高校卒業したって、その時にまだ結婚してなくたって、結局、私なんか、眼中になくて…晃兄の隣にはきっとオトナの女性が居るんだよね…」

呟きながらどんどん哀しくなってきて、ぽたぽたと涙が溢れる。

晃兄が、デニムのポケットを探ってハンカチを出そうとしてくれてるから、私は自分の巾着からハンカチを出して、涙を拭いた。

「俺がさっき先輩に言ってたコト気にしてんのか?」
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