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パズル Ⅱ
第9章 夏祭
私はこくん、と頷く。
「美桜、俺のこと、好き?」
晃兄に聞かれて、私はまたこくんと頷いた。
「俺は…さ、今22だ。14や15のコを彼女だとか、好きだなんて他人に言える訳ないだろ」
「え…?」
「いつからだろうな…美桜が中学生になった時、かなぁ…美桜が、成長していくのが、嬉しい反面、すごく苦しくて。妹の兄貴離れが寂しいだけだって、思ってたのに、そうじゃなかった…美桜が、オトナになって、誰かと付き合ったりすると思ったら、すごく辛くて…俺だけの美桜でいて欲しいって思った…」
嘘?
「美桜は、今は彼氏はいないって言ったけど。高校卒業するまで好きな男が出来ないとは、限らない。先のことなんて、誰にも判らない。」
「……」
「俺も今は彼女はいない。積極的に作るつもりも、ない。でも、まだ美桜とは付き合えない。だから、美桜が、高校を卒業して、その時に、まだ俺への気持ちがあったら、付き合おうか…」
「美桜、俺のこと、好き?」
晃兄に聞かれて、私はまたこくんと頷いた。
「俺は…さ、今22だ。14や15のコを彼女だとか、好きだなんて他人に言える訳ないだろ」
「え…?」
「いつからだろうな…美桜が中学生になった時、かなぁ…美桜が、成長していくのが、嬉しい反面、すごく苦しくて。妹の兄貴離れが寂しいだけだって、思ってたのに、そうじゃなかった…美桜が、オトナになって、誰かと付き合ったりすると思ったら、すごく辛くて…俺だけの美桜でいて欲しいって思った…」
嘘?
「美桜は、今は彼氏はいないって言ったけど。高校卒業するまで好きな男が出来ないとは、限らない。先のことなんて、誰にも判らない。」
「……」
「俺も今は彼女はいない。積極的に作るつもりも、ない。でも、まだ美桜とは付き合えない。だから、美桜が、高校を卒業して、その時に、まだ俺への気持ちがあったら、付き合おうか…」