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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第7章 休日の小悪魔
だからって、それを強がりだなんて思われるのには多少の不満がある。
別に無理をしているつもりじゃないし…!
「先輩、これとかどうですか?」
私から奪った靴とは別に、選んだ商品を手に葉川くんが戻ってきたのは数分後のことだった。
スウェード素材のピンクベージュのパンプス。
彼は当然のように、再び前に跪いた。
私の足首はすかさず彼の手から逃げる。
「待って。買わないってば」
「いいじゃないですか試着だけでも」
「あのね…店に迷惑でしょう」
この際だから、さっき店員に試着をOKと言われたことは黙っておく。
…どっちみち、葉川くんは引かないけれどね。
「──…足を」
「……っ」
脱がせた時と同じ仕草で
私の足に触れる指──。
くすぐったいのか知らないけれど、首の後ろがムズムズする。