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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第10章 それだけの関係
「季里……だよな?」
「……!!」
コンビニの自動ドアが開いて
そこで鉢合わせた相手が何故か…私の名を呼び
一端 横を通りすぎた私に振り返った。
頭を仕事モードに切り替えたこちらとしては、出鼻をくじかれたようなもの。
「あなた…──啓輔」
しかもそこで立っている男の正体も
冷静になろうとした私にとっては、会いたくなかった相手。
彼は私の知り合いで──
二ヶ月前まで、私の「彼氏」だった男だ。
──…