この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第16章 汗と横顔


そして別のペットボトルを私に差し出した。


「どうぞ」

「…ありが…と」

「なかなかキツイですね、これ」

「殺されそうよ……ハァ」


水を受け取って口に含んだ。

ただ、私を気遣う葉川くんも汗がすごい。

走者を眺めている彼の横顔には疲れが出ていた。


「藤堂先生は…やはり速いですね」

「そりゃあマラソン馬鹿だし…。でも、君もけっこう良いタイムだと思うわ」

「そうですか?」

「普段は何か…スポーツ、してるの?」


職場と違う服装。息切れした声。

今日だけはあの眼鏡も外し、心なしか…いつもより真剣な目付き。

汗だくでも尚、爽やかさが衰えないのはさすがと言うほかないけれど。


「スポーツ…ですか。──…セックスをスポーツと呼ぶのなら、学生時代はそれなりに」

「…っ…それはスポーツじゃないわね」


…って、中身はやっぱり爽やかじゃなかったわ、この男。


/414ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ