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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第18章 独占欲
その背徳感が私を…私の身体を熱くする。
ピチャピチャと音がするたびに、恥部でもないのに卑猥さが目立つ。
「…ここ…どうですか? この…──指と指の間の、皮膚が薄くなってる……ところ」
「…ア……‥、ハァっ…」
「……ここですよ」
「ん──…ッ」
年下のくせに生意気な…と思いたいところだけれど、これに関しては彼のほうが一枚も二枚も上手( ウワテ )だから、どうしようもなくて。
くすぐったさもあるけれど…
「それだけじゃあ、ないですよね……」
違う理由で、呼吸が震える。
全部を見透かされそう。
私は眉根を寄せた後で、ソファーの背もたれに身体を倒した。
力がぬけてしまったのだ。
葉川くんの角度から見たらだらしないに違いない体勢で、私はソファーに背中をうずめた。