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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第18章 独占欲
足裏が葉川くんの目高と同じ位置になるまで持ち上げられた右足。
膝も大きく曲がって横に開いているから、私の前に跪く( ヒザマズク )彼には、湿り始めたショーツが丸見えだ。
私からは直接確認できないが、自分の中から溢れてくるのがわかる。
トロリと溢れて、ますます力が抜き取られて──。
「─ッ…い……!!」
その時、新たな場所に彼の唇が触れた。
靴擦れのせいで慢性的に赤くなっている踵( カカト )。お世辞にも綺麗なんて言えない傷を優しく舐められた。
信じられないという顔をした私の反応を見て、葉川くんが謝る。
「すみません、痛かったですか?」
「ハァ……、いいえ…っ…」
言うほど鋭い痛みはなかった。
彼の舌先が傷に沿って肌を撫でると、ヒリヒリと切なく…そして甘やかな感覚に襲われた。
胸を大きく上下させて息を吐き出す。
“ そんな…舐めかた…されたら ”
舐め方も触れ方も、過剰なほどに優しくて…切ない。