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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第1章 フラれる女
“ …なるほど ”
彼が去り、残された私の心に浮かんだのは…何よりもまず、この言葉だった。
たったのこれだけ。この…四文字。
終わりにしよう。その事実をいとも容易く受け入れた自分。
そうか
彼氏だった男、なんかじゃない。
あの男は私の中で、もとから彼氏ではなかったのかもしれない。
…なら何だったのかしら。
「……」
それを考える時間も無意味に思えて、私はスケジュール帳に電話相手から伝えられた変更点を書き加えていた。
…自分でも驚くくらい、冷静に。
───…