この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~
第1章 フラれる女


「あ、あの…季里さん…っ」

「いいのよ別に」


悪いことをしたわけでもないのに、気まずそうにしている彼女が居たたまれない。

私は腕時計でちらりと時間を確認した後、鞄から財布を出して席を立った。


「飲み終わったなら、事務所に戻りましょ」

「はい!」


残った紅茶を飲みほして穂花も席を立つ。

身支度をする彼女を置いて私は先に会計に向かった。

私は──後ろの男と目を合わせないように敢えて、視線を高めに振り返り、その男が座っているのであろう席の横を素通りする。

…けれど不思議なもので、通りすぎる自分を相手が見ていることは何となく感じた。

品定めするような、そんな目で。


“ 勝手に笑っていればいいのよ ”


見ず知らずの男に何を思われたところで痛くも痒くもない。

ただ穂花には悪かった。

食事代を奢ろうかと思ったが、それでは彼女がますます気を遣いそうなので、また次の機会にすることにした。









───





/414ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ