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すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
そう。
気になっていたのはナターシャさん自身。
気丈に振る舞っているが、表情は明らかにやつれていて目にも覇気が無い。
「心労が絶えないとは思いますが、食事と睡眠は大事です。もしよろしければ診察させていただけませんか?」
「え…でも…。」
「何事も無ければそれで良いのです。奥様が健康でなくては旦那様も心配なさいますよ。」
リリィが100%の援護射撃をしてくれたので、ナターシャさんが少し考え出す。
「……そうですわね。折角ですからお願いします。」
「わかりました。では、準備をさせて頂きます。」
ローブを脱ぎ、白衣を羽織るとそれっぽく見える。
空間から注射器や血圧計を出してリリィに渡すと、手際よくナターシャさんの血圧を計りだした。
そのまま採血までリリィが行い、一通り終わったら検査結果が出るまで私の診察に入る。
「では、目の下触りますね……はい。右耳見せてください…… はい、反対お願いします……。」
口、喉、首のリンパと進んで心音を聞く時になるとナターシャさんの体が強張ってきた。
気になっていたのはナターシャさん自身。
気丈に振る舞っているが、表情は明らかにやつれていて目にも覇気が無い。
「心労が絶えないとは思いますが、食事と睡眠は大事です。もしよろしければ診察させていただけませんか?」
「え…でも…。」
「何事も無ければそれで良いのです。奥様が健康でなくては旦那様も心配なさいますよ。」
リリィが100%の援護射撃をしてくれたので、ナターシャさんが少し考え出す。
「……そうですわね。折角ですからお願いします。」
「わかりました。では、準備をさせて頂きます。」
ローブを脱ぎ、白衣を羽織るとそれっぽく見える。
空間から注射器や血圧計を出してリリィに渡すと、手際よくナターシャさんの血圧を計りだした。
そのまま採血までリリィが行い、一通り終わったら検査結果が出るまで私の診察に入る。
「では、目の下触りますね……はい。右耳見せてください…… はい、反対お願いします……。」
口、喉、首のリンパと進んで心音を聞く時になるとナターシャさんの体が強張ってきた。