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すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
「ハァ、ハァ、ハァ、………っはあぁーー。」
超人的な体力が備わっている私と、うさぎの脚力を持っているリリィは息切れ一つしていないが、普通の人間の体力であろうクロードさんはやっとの思いで一息ついている。
「クロードさん、いきなり走るなんてびっくりするじゃないですか。」
「いやいや!怪我人を治してくれるのは有り難いけど、急にあんなことされたら混乱するに決まってるじゃないか‼
騒ぎになって身動きとれなくなる前に急いで出てきたんだよ!」
「シェン様、私も驚きました。
シェン様の魔法は凄いとは思っていましたが、今のは予想を遥かに越えています。
あのまま残っていれば、かなりの騒ぎになっていたはずです。」
うーん。
リリィにまでそう思われるとは…。
これからはもう少し考えなければいけませんね。
「ではどうしましょう。ここも直ぐに見付かってしまうのではないですか?」
「そうなんだよ。でも、君の能力はわかったから治療に当たってもらいたいんだけどな…。どうしよう。」
「では少しだけ避難しましょうか。」
私は二人の肩に手を置き、空間へと転移した。
超人的な体力が備わっている私と、うさぎの脚力を持っているリリィは息切れ一つしていないが、普通の人間の体力であろうクロードさんはやっとの思いで一息ついている。
「クロードさん、いきなり走るなんてびっくりするじゃないですか。」
「いやいや!怪我人を治してくれるのは有り難いけど、急にあんなことされたら混乱するに決まってるじゃないか‼
騒ぎになって身動きとれなくなる前に急いで出てきたんだよ!」
「シェン様、私も驚きました。
シェン様の魔法は凄いとは思っていましたが、今のは予想を遥かに越えています。
あのまま残っていれば、かなりの騒ぎになっていたはずです。」
うーん。
リリィにまでそう思われるとは…。
これからはもう少し考えなければいけませんね。
「ではどうしましょう。ここも直ぐに見付かってしまうのではないですか?」
「そうなんだよ。でも、君の能力はわかったから治療に当たってもらいたいんだけどな…。どうしよう。」
「では少しだけ避難しましょうか。」
私は二人の肩に手を置き、空間へと転移した。