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すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
奉仕が終わって顔を上げたリリィに、手をのばして頭を撫でる。
自然な上目遣いで気持ち良さそうに撫でられている様を見ると、如何にも獣人らしくて愛らしい。
卑猥に濡れた唇が名残惜しいけれど、撫でていた手をリリィの口許にもっていき、親指でなぞって浄化する。


「リリィ。ありがとうございます。
助かりました。」

「いいえ。お役に立てて嬉しいです。」


それから10分程イチャイチャしていると、誰かが歩いてくる気配がしてきた。
これはエミリーですね。

コンコン、コンコン。

「はい。どうぞ。」

と言うと、カチャリ…とドアを開けてエミリーが入ってくる。

「あ…リリィさんもご一緒だったんですね。
丁度良かったです。お食事の用意が出来ましたのでご案内いたします。」

「ありがとう」と言ってリリィの腰を抱いてドアの方へエスコートすると、エミリーがなんとも言えない顔をしてきた。
しかし、そこはさすが良家のメイドだけあって直ぐにいつもの顔に戻り、私たちを食堂に案内してくれた。


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