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すべての生き物に愛を求めて
第6章 人妻
「しかし、この8年間で子供は出来なかった…ということですね。」
頷くクロードさんを見て言葉を続ける。
「今、ナターシャさんの部屋でリリィが必要な血液などの採取をしています。子作りにはタイミングの問題もありますが、別の理由で子供ができない可能性がありますので、出来ればクロードさんからも採取したいのですがお願いできますか?」
クロードさんは真剣な顔で頷き、
「私としても是非、お願いするよ。」
「わかりました。では、取りかかりますね。」
クロードさんの承諾を得たので、先ずは血液検査から始める。
スルスルと右腕を巻くって、肘の内側に消毒ガーゼをあてて注射器を射す。
「あぁ、そうだ。ちょっと聞きたかったんですけど、瓦礫などが少ないのは、貴方の能力ですか?」
「うん、そうだよ。魔力が使えることが分かった切っ掛けが消滅の能力が発動したことだったんだ。だから幼い頃は使わないようにすることが一番の課題だったのに、大人になってからこんなに役立つとは思いもしなかったよ。」
「やはりそうでしたか。町に入ったら瓦礫が少なかったので、きっと誰か能力を持った人がいるんじゃないかと思っていたんですよ。」
頷くクロードさんを見て言葉を続ける。
「今、ナターシャさんの部屋でリリィが必要な血液などの採取をしています。子作りにはタイミングの問題もありますが、別の理由で子供ができない可能性がありますので、出来ればクロードさんからも採取したいのですがお願いできますか?」
クロードさんは真剣な顔で頷き、
「私としても是非、お願いするよ。」
「わかりました。では、取りかかりますね。」
クロードさんの承諾を得たので、先ずは血液検査から始める。
スルスルと右腕を巻くって、肘の内側に消毒ガーゼをあてて注射器を射す。
「あぁ、そうだ。ちょっと聞きたかったんですけど、瓦礫などが少ないのは、貴方の能力ですか?」
「うん、そうだよ。魔力が使えることが分かった切っ掛けが消滅の能力が発動したことだったんだ。だから幼い頃は使わないようにすることが一番の課題だったのに、大人になってからこんなに役立つとは思いもしなかったよ。」
「やはりそうでしたか。町に入ったら瓦礫が少なかったので、きっと誰か能力を持った人がいるんじゃないかと思っていたんですよ。」