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すべての生き物に愛を求めて
第7章 親友
…凄く睨まれている、、、。
「シルバーウルフから助けて頂いたシェン様よ。
実は、今、赤ちゃんがお腹にいて3ヶ月なの!
さっきそこで婚姻届を提出してきた所なのよ!ハンナ姉さんもすごく喜んでくれたわ!」
とリリィがかいつまんで今までの流れを言った瞬間、ミーナは全ての負のオーラを此方に向けてきた。
あぁ、さっきの女性はハンナさんと言う名前だったんだね。震災と言う大変な中でも男の影はあるようで、成熟した良い匂いでした………
って、そんなことを考えている場合ではなく、何故ここまで睨まれているのかを考えなければ。
、、、仕方がありません。心の声に頼りましょう。
『何なのよこの男!?何ヵ月もリリィが姿を現さないと思ったらこの男と一緒にいたからですって!?
冗談じゃないわ‼! ずっとあたしが守ってきたのに、顔が良くて魔法も強い男が出てきたからって何でいきなりリリィを取られないといけないのよ!
って言うか妊娠3ヶ月って何?3ヶ月!?会って直ぐじゃないのよ!どういうこと?
…悔しい…あたしとはそんな風には絶対にならないのに…
え?そんな風にって…女同士だからそんなことなるはずないのにあたし何考えてるんだろぅ…
とっ、取り合えず、この男!気に入らない‼』