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ロッカールーム
第2章 2日目 ♂
仕事中も【ロッカールーム】のことで頭がいっぱいだった。

朝には、同期が昨日の挨拶をしていて、僕がどうなったかを探る感じもあったが、僕は適当な返事をしてやり過ごした。

社食では人気者の総務の女の子が隣に座ってきたが、何を話したかも覚えていない。

とても可愛くて明るい子なのだが、僕の相手すべき人ではない。

それよりも副産物の嫌がらせの方が面倒なのだ。

終業とともに僕は【ロッカールーム】に向かう。

確かめなくては…

それだけだった。

お伽噺のように、二度とたどり着けないのではないか?

そんな気までしたのだ。
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