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ロッカールーム
第12章 3日目…♀
男は余裕で煙草に火をつける。

片手間で虫を全てアタシの中に入れた。

男がアタシに向かってニヤリと笑い、虫を出入りさせる。

あぁあ…いやぁ…いやぁ…

不気味な物体の出入りをアタシは嫌でも見なければならなかった。

「嫌ばっかりじゃないだろ?」

男は見下したように言う。
確かに見た目がグロテスクで、嫌なのだけど、お腹を抉られて掻き出される何とも言えない感覚はあるのだ。

カチッ…

ブィィィン…

男は断りもなく虫のスイッチを入れたようだ。

ぅぁああああ…

臓物を直接犯される感覚と、それがあの虫のような物体だということが堪えられない。

うぐぁあああ…ぅぉおおお…

アタシは動物みたいに叫んだ。

知らずに涙を流していた。

「あい、落ち着いてごらん。こんなところまで愛撫されてるんだよ。」

煙草を吸い終えた男が吸殻を潰しながら消し、アタシに近づく。

アタシのお腹の中で暴れる物体を出し入れし始めたのだ。


あぁああ…抉れる…破れるよぅ…

「はは、大丈夫だよ。腹ん中綺麗になるかもな。」

ぅぉおおおん…ぅぉおおおん…

アタシは犬の遠吠えのような声を出し続けた。
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