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ロッカールーム
第16章 4日目…♀ & 11日目…♂
もしかしたら凄い金持ちか?
それならここでなくてもいいだろう。
[箱出し]の推理が当たっているのか、
何故わざわざAボタンを押したのか…
あの客に聞きたいことはあるが、
人を人とも思わないのなら関わらない方が懸命だ。
だから様子を窺ってみようと思ったのだ。
カチャ…
「ご利用ありがとうございました。」
「どうも」
男が来る。ずらして掛けていたヘッドホンをきちんと掛けて、画面に見いっている体裁をとった。
男がここに裸で来て着替えるだろうから…
鍵の音がしてたぶんかごを出しているのだろう。
箱をしまう音はしなかった。
予想通り男がきて、僕を見てピクッと動いた。
僕が軽く会釈すると男も返し、全裸で僕の前を通り棚にかごを置いて服を着始める。
思うに男はシャワーなど浴びていないだろう。
そんなスペースを設けないのは安全対策とコストの問題か、
それでこれだけのサービスが安価で提供されるならそれは嬉しい話だ。
「あ〜、一度抜いたおかげで、余裕でたっぷりあちこち楽しめたなぁ。」
また男が独り言を言う。
僕は勇気を出して聞いてみた。
「すみません、箱出しって、どんなサービスなんですか?」
それならここでなくてもいいだろう。
[箱出し]の推理が当たっているのか、
何故わざわざAボタンを押したのか…
あの客に聞きたいことはあるが、
人を人とも思わないのなら関わらない方が懸命だ。
だから様子を窺ってみようと思ったのだ。
カチャ…
「ご利用ありがとうございました。」
「どうも」
男が来る。ずらして掛けていたヘッドホンをきちんと掛けて、画面に見いっている体裁をとった。
男がここに裸で来て着替えるだろうから…
鍵の音がしてたぶんかごを出しているのだろう。
箱をしまう音はしなかった。
予想通り男がきて、僕を見てピクッと動いた。
僕が軽く会釈すると男も返し、全裸で僕の前を通り棚にかごを置いて服を着始める。
思うに男はシャワーなど浴びていないだろう。
そんなスペースを設けないのは安全対策とコストの問題か、
それでこれだけのサービスが安価で提供されるならそれは嬉しい話だ。
「あ〜、一度抜いたおかげで、余裕でたっぷりあちこち楽しめたなぁ。」
また男が独り言を言う。
僕は勇気を出して聞いてみた。
「すみません、箱出しって、どんなサービスなんですか?」