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ロッカールーム
第23章 20日目…夜…初調教
「これはお前がいつも持っていて、会社で呼び出された時に使えるように、ここに入れておきなさい。」

身支度を終えた『ひな』に近づき、ブラジャーの中に手を入れ、乳首に蓋をするように包みを当てる。

『ひな』は赤い顔で驚いて僕を見上げた。

「ご主人様…今日は、その、しないんですか?」

「ああ、それは俺が決める。お前に選択肢はない。
さあ、帰るよ。」

コンビニ袋は鞄にしまわせホテルを出る。
『ひな』は僕の斜め後ろを着いてくる。

手を繋いだりはしない。入る時より距離を持たせて歩いた。

タクシーを拾い、一緒に乗り『ひな』の家まで誘導させる。
中でも、1人分のスペースを開けて普通に座った。

『ひな』は何か言いたそうにしていたが、それを許さなかった。

遅い時間に女性を1人で歩かせる訳にはいかない。

家に着いて『ひな』だけ下ろす。

「ありがとうございました。」

約束通り、降りない僕を寂しそうに見たまま、『ひな』が挨拶する。

「また明日、
駅までお願いします。」

『ひな』への挨拶と運転手への指示を合わせていい、そのまま『ひな』を見ることなく発車させた。

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