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ロッカールーム
第23章 20日目…夜…初調教
「じゃあ、なんで二人して【ロッカールーム】にいるんだ?」

「『あい』ちゃんもわからなかったらしいんです。それに、ワタシその男と別れたあと…」

『ひな』の話はまだまだ続くらしく、その先を聞くのが怖かった。

「『ひな』、まだ続くの?
そろそろ電車なくなるよ?」

「ご主人様、ワタシの家、もう1つ隣の駅なんです。
良ければ家に来ていただけませんか?」

「断る。俺は『ひな』をよく知らない。
奴隷もまだお試し期間だ。
続きはまた次に聞こう。」

「ご主人様…」

「もし、俺の奴隷になりたいなら、俺の命令を聞け。ついてこれるかどうか試してやる。」

「わ、わかりました。
ご主人様…明日も会っていただけませんか?」

「当面、今まで通り仕事は続けなさい。」

『ひな』のシフトを確認すると、月・木は早めに18時〜20時、火・金が20時〜22時と水曜日は基本休み、週末は穴が開いて頼まれた時に働いているとのこと。

明日は仕事終了後に会う約束をした。

「ご主人様…これはいつ使うのですか?」

『ひな』が言うのは、コンビニで買ったコンドームのことだ。

僕は2箱とも開けて包みを出す。
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