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ロッカールーム
第26章 22日目…昼…♂&♀
はぁぁぁぁっ…

ジュプッ…ジュポッ…

「『ひな』もういいよ。」

『ひな』は、僕に返そうと懸命に奉仕するので止める。

「ご主人様がまだです。」

「いいんだよ、次の課に行かなきゃだろう?
また後で倉庫で…」

自身をしまい、『ひな』のスカートをおろす。

体を起こす『ひな』を確認して、エレベーターのボタンを押す。

「申し訳ございません。」

動き出したエレベーターの中で『ひな』は言う。

「俺がしたいようにしてるだけだからいいんだよ。」

ポーン…

フロアについて先に『ひな』が降りる。
待っている人がいなくて安心する。

『ひな』が会釈をして降りて、モジモジしながら台車を押す後ろ姿を確認してドアを閉めた。




そろそろ『ひな』が自席に戻っただろう。
メールで倉庫に呼び出した。

いけばまた正座して待っている。
そういうところは前の主人に躾られたのか、
倉庫で待つ『ひな』は犬のようだった。

僕は黙って『ひな』の前に立ちはだかる。

「先ほどはワタシだけ、失礼しました。ご奉仕させてください。」

頭をさげて『ひな』は言い、ジッパーを下ろしていった。
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