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契約は継続します──報酬はあなたの身体で【完結】
第17章 【十七話】景臣の好み
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 その後も玲那は景臣の指と舌で身体をもてあそばれ、ようやく解放されたのは外が明るくなった頃。
 景臣の宣言どおり、床は玲那の出した液体のせいでどろどろになっていた。

「湯舟にお湯を張っていますから、ゆっくり浸かってくるといいですよ」

 そういって玲那をあっさりと解放してくれたのはいいのだが、へろへろだった。
 それでも玲那は腰に力を入れてどうにか立ち上がり、自力でお風呂場に行き、ゆっくりと湯舟に浸かった。
 身綺麗になった玲那は脱衣所に用意されていたバスタオルで身体を拭き、いざ服を着ようとしたところで、気がついた。
 玲那が着てきた服は景臣のせいでどろどろにされていた。あれをまた着ろと言われても、さすがにそれは嫌だ。
 しかしここに玲那の着替えがあるようにも見えない。
 どうしようと思っていると、タオルが置かれていた棚の上に玲那のための着替えと思われるものが置かれていた。
 手にとってみると、手触りがよく、一見、おかしく見えない。
 しかし、着るために広げると……。

「な……に、これ」

 ブラジャーの割りにはワイヤーが入っている様子もなく、しかも幅が広いからおかしいと思ったのだが、これはブラジャーというよりはセパレートタイプの水着に近いデザインで、胸を覆うように大きな布に胸の谷間にあたる部分には穴が空いている。さらには肩紐は肩でリボン結びにするタイプ。
 景臣はこんな下着が好みなのだろうか。
 着ることをためらったが、しかし、これ以外に着るものがない。下着なしはさすがに選択肢にないため、玲那は意を決してそれを着けた。さらにはブラジャーとお揃いなのか、小さめのショーツは横で紐を結ぶタイプ。
 下着はこれだけで、白いコットンのキャミワンピと同じ生地で出来たショールのみ。
 いつも着ている服とは傾向は違うが、かわいらしくセンスのよいワンピースは素直にかわいいと思えたが、いかんせん、肩紐で支える形のブラジャーの上になにも着けないでこれを直に着ることに抵抗を覚えたが、これ以外に見当たらないのだから仕方がない。
 ショールを羽織れば分からないと言い聞かせ、玲那は着替えを済ませた。
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