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第7章 そして辱める　LOVE TIME

（これが指フェラか）
　薬指にだけ感じる香織のお口の感触に感動を覚える。そんなすぼめている唇にもう一つの中指を当てて多少強引に中に入れようとすると、女は唇を開いてそれも受け入れくれた。舌を外にまで出して二つの指をレロレロと舐めてみせてくる表情は先程と違って下品だ。男は指をはずすとその代わりに自分の口をそんな女の口に押し当てた。オスとメスの口と舌が交わる。腕を拘束されて自由が利かないはずの女が絶妙な舌の動きで男の脳幹を刺激して高揚のボルテージをズンズン高めてくる。全身を巡る血液を熱くさせられた男は、興奮のままにキャミソールの片方の肩ヒモを縫い目から引きちぎった。ブチッと切れる音に「ンン！」と反応した女もより興奮したのか、もっと濃厚に唇をむさぼってきた。
―ゥンンッ―
―ウゥウンッ―
―フファ～―