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同級生
第2章 シーン2
土曜と日曜の二日間空けて、月曜日に登校すると学校はいつものようにざわめいている。
廊下の隅のひそひそ声、男子の怒鳴り声、甲高い声も聞こえる。授業の前のホームルームがかったるいなあ。
教室の中に和也の姿はない。
なんであいつのこと探すんだろう。関係ないのに。
姿見たってシカト決め込むしかないんだから、探す必要ないのに、いつしか目が和也の姿を追っている。
なんだ、今日はずる休みかよ。和也がどうしたのか男子に聞くのも変だから、そのまま知らない顔をして席に着いた。
先公が出席を取り始める。なんだ?和也のところを飛ばした。もう休みの電話を入れているってことだ。
「えー、今日は突然ですが残念なお知らせがあります。ずっと一緒に勉強していた○○君がご両親の都合で急遽転校になりました。いなくなることは伏せておいて欲しいとの本人からの希望がありましたので、」
廊下の隅のひそひそ声、男子の怒鳴り声、甲高い声も聞こえる。授業の前のホームルームがかったるいなあ。
教室の中に和也の姿はない。
なんであいつのこと探すんだろう。関係ないのに。
姿見たってシカト決め込むしかないんだから、探す必要ないのに、いつしか目が和也の姿を追っている。
なんだ、今日はずる休みかよ。和也がどうしたのか男子に聞くのも変だから、そのまま知らない顔をして席に着いた。
先公が出席を取り始める。なんだ?和也のところを飛ばした。もう休みの電話を入れているってことだ。
「えー、今日は突然ですが残念なお知らせがあります。ずっと一緒に勉強していた○○君がご両親の都合で急遽転校になりました。いなくなることは伏せておいて欲しいとの本人からの希望がありましたので、」