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私はオタサーの姫
第3章 突撃
いおりの家に来るのは何回目だろう?
4回かな。
知り合ってから今年で5年目になる私達は、所謂両片思いのままきている。
いおりが私に好意を寄せているのが分かったのは結構最近のことで、まだみずきと付き合う前だ。二人きりになったとき、「もう、この性格どうにかしたいよ」と突然アンニュイないおりを見せられたので便乗して「私もね、はっきりさせたいよ」と曖昧に返事をした。
すると、「こんな状況になってるのに、勇気がないのか何なのか、素直になれない。思いを伝えられないのならこのままでいいかって考えるんだけど、気持ちを諦めきれない自分もいる」
なんてほぼ直球な告白にもとれる意味深なことを言ってきた。
「それはお互いに?」
「お互いにね」
こうして両片思いという事実をお互いに知ったわけです。。
そんな純真な彼は、さっきからずっと黙っている。
股間の膨らみに気付いたのか、胡座から体育座りに座りなおしていた。
「円周率でも数えてるの?」
「え?」
「必死な顔してたから、難しいことでも考えてるのかなって」
顔を覗き込むようにしながら30cmの距離を一気に縮める。
4回かな。
知り合ってから今年で5年目になる私達は、所謂両片思いのままきている。
いおりが私に好意を寄せているのが分かったのは結構最近のことで、まだみずきと付き合う前だ。二人きりになったとき、「もう、この性格どうにかしたいよ」と突然アンニュイないおりを見せられたので便乗して「私もね、はっきりさせたいよ」と曖昧に返事をした。
すると、「こんな状況になってるのに、勇気がないのか何なのか、素直になれない。思いを伝えられないのならこのままでいいかって考えるんだけど、気持ちを諦めきれない自分もいる」
なんてほぼ直球な告白にもとれる意味深なことを言ってきた。
「それはお互いに?」
「お互いにね」
こうして両片思いという事実をお互いに知ったわけです。。
そんな純真な彼は、さっきからずっと黙っている。
股間の膨らみに気付いたのか、胡座から体育座りに座りなおしていた。
「円周率でも数えてるの?」
「え?」
「必死な顔してたから、難しいことでも考えてるのかなって」
顔を覗き込むようにしながら30cmの距離を一気に縮める。