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お礼の時効
第2章 今ならあなたに言える、愛してますと

確かにあの弁護士は美しかった、意志の強そうなまっすぐな瞳、ほっそりとした体、つやのある黒髪は一分の隙がないほど結い上げられていて、銀細工のバレッタで留められていた。
紺色のスーツに身を包み、インナーの柔らかな素材のシャツから覗く白い綺麗な首が印象的だった。
凛とした人、それが詩織がその女性に対して抱いた第一印象だった。
まっすぐ浅野を見つめ、ひるむことなく自分の主張をしていた姿に、その女性の高潔さを見た気がした。
その女性とこの浅野はどういった関係なのだろう、あの女性と何があったのか気になって仕方がない。
それは浅野に対して恋愛感情を持っているとかではなく、ここまで浅野を振り回している女弁護士に対して詩織は興味を持った。
執務室の電話がなった、そろそろ次の取調べの時間のようだ、詩織は胸いっぱい空気を吸い込み一気に浅野へ言い放った。
「とっとと仕事してください!!」
紺色のスーツに身を包み、インナーの柔らかな素材のシャツから覗く白い綺麗な首が印象的だった。
凛とした人、それが詩織がその女性に対して抱いた第一印象だった。
まっすぐ浅野を見つめ、ひるむことなく自分の主張をしていた姿に、その女性の高潔さを見た気がした。
その女性とこの浅野はどういった関係なのだろう、あの女性と何があったのか気になって仕方がない。
それは浅野に対して恋愛感情を持っているとかではなく、ここまで浅野を振り回している女弁護士に対して詩織は興味を持った。
執務室の電話がなった、そろそろ次の取調べの時間のようだ、詩織は胸いっぱい空気を吸い込み一気に浅野へ言い放った。
「とっとと仕事してください!!」

