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小田桐菜津子と七つの情事
第3章 甘い舌の三人目
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ペコさん。
いまこのメールを、帰りの電車の中で書いています。家に帰って日常に戻ってしまっては、今のこの気持ちは消えてしまうかもしれないから。
だから走り書きになっちゃいますけど。
今日のこと。
すごかったです。
あんなふうに感じたのは、正直言って生まれて初めてでした。
私はそんなに男性体験が多いほうではないし、結婚してからはそういうのからも遠ざかっていたので、うまくできるかどうか心配していたんですが。
約束していただいたとおりに、紳士的に対応していただいて、とても安心できました。
そして、あんなに長い時間をかけて・・・されたのは、本当にすごい体験でした。
私、最後の時にちょっと気を失うように眠ってしまいました。あんなこと、いままで一度もなかったことです。
イク、っていうのがどんなことなのか、今日はじめて知った気がします。
それは…。想像してたのよりずっとすばらしい体験でした。自分を失ってしまうようで、ずっと怖いことだと思っていたのですが、決してそんなことはないのだと知りました。
すっかり大人になっているのに、自分でもまだこんな初体験をすることができるなんて。びっくりしています。
本当にありがとうございました。
またして欲しいな、、って思うけど、そうすると本格的にハマってしまいそうなのでやめておきます。
素敵な経験を、どうもありがとうございました。
かしこ
八朔
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