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小田桐菜津子と七つの情事
第5章 五人目の戸惑い
「って…いきなり…ですか?」
その人の指が、ぼくのリーバイスの前チャックにかかる。濃紺のジーンズ生地の中で映える、鈍い金色のチャックのツマミを、ゆっくりゆっくりと下ろしてゆく。
ブチブチブチブチブチブチ…
ぼくはもう、痛いくらい硬くなってた。腰を少し引かないと、ジッパーが下ろせないくらいだった。
その人は最後まで、それを下ろした。
中にはトランクスが見えている。
「あぁ…っ」
ファストファッションの店で買った、紺地に水玉のトランクスだ。そんなに変な下着ではないけれど、そこで既に大きくなってしまっているモノを見られるのは、猛烈に恥ずかしかった。
その人の指が、ジーンズの前を開き、それに…
「くぅぅ…」
触れた。
ビクんっ!
それだけで、腰が引きつるように反応してしまう。
下の…玉のふくらみを二本の指で包み、
「はぁ…っ」
やわらかく、揉まれる。
コリコリと、指の中でクルミを転がすように、ぼくのふたつの玉をトランクス越しに刺激する。
たまんない。
なんだよ、コレ。