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小田桐菜津子と七つの情事
第5章 五人目の戸惑い
八朔さん…。その後ろに続く言葉が、聞こえていた。すきだ、と言ってしまいたかった。心の底から、八朔さんが好きだと、告白したかった。
ますますトロトロになった割れ目に、ぼくのちんちんが激しくこすられてゆく。
とても淫らな行為なのに、その時のぼくらにとってそれは、言葉にならない愛の告白だった。
そう、わざわざ口にしなくとも、いま身体と同じように心が通い、ぼくらは深くつながっていた。
八朔さんの迷いも、ためらいも、罪悪感も、快感も、そして親愛の気持ちも。すべてがリアルにぼくの中に流れ込んできた。
SEXって。
SEXってこんなものなんだ。
その時、訳もなくそう思った。
天啓のように、それが分かった。
アイシテルとかよくわからない言葉を言いながら、自分のためだけに、あるいは相手のためだけにしていたガールフレンドとのSEXは、挿入があってもちっとも本当のSEXじゃなかった。
本当のSEXは、いまみたいに、ふたりで気持ちをピッタリ合わせて、ふたりのためにするものなんだって、分かった。身体で理解した。
ますますトロトロになった割れ目に、ぼくのちんちんが激しくこすられてゆく。
とても淫らな行為なのに、その時のぼくらにとってそれは、言葉にならない愛の告白だった。
そう、わざわざ口にしなくとも、いま身体と同じように心が通い、ぼくらは深くつながっていた。
八朔さんの迷いも、ためらいも、罪悪感も、快感も、そして親愛の気持ちも。すべてがリアルにぼくの中に流れ込んできた。
SEXって。
SEXってこんなものなんだ。
その時、訳もなくそう思った。
天啓のように、それが分かった。
アイシテルとかよくわからない言葉を言いながら、自分のためだけに、あるいは相手のためだけにしていたガールフレンドとのSEXは、挿入があってもちっとも本当のSEXじゃなかった。
本当のSEXは、いまみたいに、ふたりで気持ちをピッタリ合わせて、ふたりのためにするものなんだって、分かった。身体で理解した。