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小田桐菜津子と七つの情事
第6章 痛みを覚えた六人目
女はスカートのホックをはずすと、すとん、とスカートは床に落ちた。
中からは、ブラジャーと同じ紺色の、サイドがひも状になった華奢なショーツが現れた。
ショーツからは、アンダーヘアがはみ出していない。
ヘアの手入れはしているようだ。
それは私を満足させた。
私は、自分の飼っている女たちはすべて、アンダーヘアを永久脱毛させていた。単に好みの問題として。
適度にエア・コンディションされた部屋の温度。
しかしこのようなことになると見越して、すこしだけ室温を上げておいた。
だから女は寒くないはずだ。
このようなプレイをするとき、そういう細かい気づかいが極めて重要になることを、私は経験から学んでいた。
余計な夾雑物に気を捉われて、集中が途切れることがないように。
大切なことだ。
「もう一度、椅子に腰かけなさい」
「はい…」
女はゆっくりと、着座した。
左右にひじ掛けのついた、ひとりがけのソファーだ。