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小田桐菜津子と七つの情事
第1章 最初の情事
「やぁぁぁぁ…」
腰が引きつって、尻がベッドから浮く。
「ダメダメダメ。。ダメですっ!」
その言葉の意味を図り、進むべきか止めるべきかを判断する。
そういう刹那の判断の繰り返しが、ただしい施術の神髄だ。
続けて、お終いまでたどり着くべきだ、と決める。
突起をいじる指先を停めないまま、花びらの奥の谷間にも、もう片手の指先を当てる。縦の谷間に、三本の指先を添えて、そこを短く上下にこする。
三本の爪先が、谷間の筋に振動の刺激を送る。
彼女の声が高まる。
突起へも、指先で奥へ押し込んだり、つぶしたりの刺激を与える。
彼女の身体中の感度が、その一点に集中するのがわかる。
思わず彼女の手が、そこを刺激する私の手に伸びる。
しかしそれは、行為を止めようとするものではなかった。
重ねた二人の手は、これが共犯行為であることを暗に示していた。